体感せよ

全身に打ち込まれる重低音を

驚異のスピードで刻まれるリズムを

耳を捉えて離さないそのメロディの叙情性を

 

新時代のTYCONIST=音速和太鼓奏者TAKUYA、

待望のデビュー

TYCONIST(タイコニスト)TAKUYA

SACD/Download/Hi-Res DL : 2015.06.24 Release

【SACD Hybrid】 COGQ-77 ¥3,240(TAX IN)

【DL】¥1,800(TAX IN) 【24bit/96kHz】¥3,000(TAX IN)

【24bit/192kHz】¥3,000(TAX IN) 【5.6MHz DSD】¥3,500(TAX IN)

人はなぜ立ち上がったのか。

そのほうが遠くまで行けるとわかったからだ。

人はなぜ連打するのか。

歩くためだった腕が自在に使える喜びからである。

谷口卓也は、そのような足と腕を得て自らの道に歩み出た。

上京し、ヨーロッパに赴き、新たな人や音楽と出会い、

打ち続ける鼓手TAKUYAのさらなる挑戦、

その一打一声の音がここにある。

林英哲(太鼓奏者/英哲風雲の会主宰)

音速和太鼓奏者=タイコニスト、デビュー。和太鼓のオリジネーターである巨匠・林英哲率いる「英哲風雲の会」出身。鍛え抜かれた筋肉を全身に這わせながら、驚くべきスピードと重低音を携えて和太鼓を叩き歌う、新時代の太鼓奏者=TYCONISTがここに誕生した。日本を飛び出し世界中で活躍を繰り広げ、ジャンルを超えた様々なコラボレーションを行ってきたTAKUYA。ジャズの巨匠・ワルター・ラングや、名門・バイエルン放送交響楽団との競演など、ジャンル特定不能の活動を繰り広げてきたTAKUYAによるデビュー作は、名プロデューサー、ホッピー神山のプロデュース。TAKUYA作曲によるオリジナル曲を、超絶技巧をものともしないミュージシャンたちと繰り広げる。

プログレ・ロック・ジャズ・テクノ・歌謡曲……さまざまな要素を太鼓と歌で混交させながら生まれくる、新時代のハイブリッド・ロックがここに!

DEBUT ALBUM「TYCONIST」のポイント

 

◉ホッピー神山プロデュース

小泉今日子、氷室京介、センチメンタル・バス、Chara、Judy and Maryなど、数多くのミュージシャンたちのプロデュースを手がけている名匠ホッピー神山がプロデュース。和太鼓の持ち味を最大限に活かしながら、新たなサウンドを掛け合わした絶妙なトラックが出来上がりました。ホッピー神山のもとに、名うてのミュージシャンたちが集結。重厚壮大なネオ・プログレッシヴロックが展開されます。

 

◉全編TAKUYA書き下ろし

卓越した作曲センスを有するTAKUYA。今回のアルバムは全編TAKUYAによる作曲・作詞となります。プレイヤーとしてのみならず、クリエイターとしても非凡な才能を有するTAKUYAの名刺代わりとなる一枚です。

 

◉オーディオファン垂涎の高音質録音!

ダイナミックレンジが極めて広い和太鼓は、最も録音が難しい楽器とも言われます。本アルバムは、再評価の機運が高まっているアナログテープで全編録音。そのこだわりの音源を、日本最高のマスタリングスタジオ、サイデラ・マスタリングで整音。オーディオファンにうれしい、SACD(2ch/5.1ch)と、ハイレゾ配信(5.6MHz DSD / 192KHz 24bit/ 96KHz 24bit)でのリリースとなります。

TAKUYAを知るための4つのキーワード

◉SPEED スピード

音速の太鼓奏者TAKUYAは、自ら編み出した7つの太鼓を組み合わせた「TAKUYAセット」を、目にも止まらぬ驚くべき速さで叩きに叩く。時にうなり声を上げながら、限界を超えたスピードのリズムを実現するべく、飛び散る汗もそのままに叩き踊る姿は人々を自ずと熱狂させるのだ。

◉SINGER SONG WRITING シンガーソング・ライティング

リズムのみならず、複雑な楽曲構成・叙情性あふれるメロディすべてを作り上げ、オリジナリティあふれるTAKUYAワールドを構築するのが特徴。さらにはそのメロディを、時に自ら歌い上げ、太鼓をも同時に叩く。TAKUYAは世界初のシンガー・ソングライティング・タイコニストなのである。

◉WORLDWIDE ワールドワイド

タイコニストは軽々と海を飛び越える。東京とドイツ・ミュンヘン両方に拠点を持ち活動。欧州で積極的にライヴを行い、ドイツの気鋭のミュージシャンと結成したDRUMSTURGIA、ならびに五大陸のパーカッション奏者が集結したWorld Percussion Ensembleの一員として精力的に活動。さらには、クラシックの名門オケ、バイエルン放送交響楽団やヘンシェル弦楽四重奏団と共演するなど、国籍のみならずジャンルをも飛び越えて活躍している。

◉MUSCLE マッスル

TAKUYAの驚異的な太鼓プレイを可能にしているもの、それは全身を覆う驚異の筋肉だ。しなやかで雄雄しいその筋肉を駆使し2時間のライヴを疾走する。なんと「一回のLIVEで5キロ痩せる」という。さらに、基礎代謝量も人並みはずれており、均整な体つきでありながら、毎食白飯を5合食べるという大食漢でもあるのだ。

【TYCONIST 収録曲】

 

1   ひらく  PROLOGUE

2   囃  HAYASE

3   OVER 冂

4   沙流  SARYU

5   山神  YAMAGAMI

6   霹靂  KAMI-TOKI

7   炎桂燈  HOMURA-KEITOU

8   むすび  EPILOGUE

 

【MUSICIANS】

 

TAKUYA(大太鼓、長胴太鼓、桶胴太鼓、締め太鼓、銅鑼、鳴り物、唄い)

ホッピー神山(Digital president 、Slide Geisha、Scum Tape from the Garbage、 Gram-Pot)

鬼怒無月(E.Guitar、A.Guitar)

Saguaro a.k.a 菅原弘明(6 strings Voo Doo Booster、 Psychic Monitor with Power PC)

川村葵山(尺八)

壷井彰久(Violin)

ナスノミツル(Bass)

天龍太鼓 are 谷口実加、上田健斗、宮川香南、植坂茉生

(Also the singing for むすび EPILOGUE)

 

Produced by ホッピー神山

Arranged by 谷口卓也、ホッピー神山、The SABOTEN (The SABOTEN are Hoppy Kamiyama & Saguaro)

Recorded  by 近藤祥昭、Saguaro

at GOK Sound、Peacock studio & 8 studio、上志比文化会館サンサンホール(福井)

Mixed by 近藤祥昭at GOK Sound

 

Mastered by オノセイゲン at Saidera Mastering

「TYCONIST」解説(CDライナーノーツより抜粋) 松山晋也

 

 タイコニスト(Tyconist)、あるいはシンガー・ソング・ジャパニーズドラマー(SSJD)を自称するTAKUYA。自ら考案したというそれらの呼称には、歌までこなす新しいタイプの和太鼓プレイヤーという特殊なポジションに対する自信と、世界を目指す強い思いが込められている。実際彼は、近年はドイツにも拠点を持つなど、海外でも盛んに演奏活動を続けてきた。ドイツでは、ブラジルやアフリカのパーカッショニストたちと組んだ多国籍ユニット〈World Percussion Ensemble〉や、ドイツ人パーカッショニストとのトリオ〈Drumaturgia〉などでも活動しているし、また2010年には、「自分もプロのミュージシャンになりたいと思うきっかけを与えてくれた恩人」だとTAKUYAが語るドイツ人前衛ジャズ・ピアニスト、ヴァルター・ラング(Walter Lang)とのコラボレーション・アルバム『友情』も発表している。〈Drumaturgia〉では、エレクトロニック和太鼓を使用したり、クラシックのオーケストラや弦楽四重奏団とも共演している。つまり、従来の和太鼓のイメージや枠にとらわれない新しい表現を模索し続けている和太鼓プレイヤーなのだ。

 一般の日本人にとっての和太鼓は、コミュニティの盆踊り、あるいは神道や仏教の宗教行事などで時々耳にする程度だったわけだが、それがお茶の間レヴェルの近しいものになったのは、たぶん70年代以降のことである。きっかけは、71年に佐渡島で結成された創作和太鼓集団〈鬼太鼓座〉、更に81年にそこから分派した〈鼓童〉が、ポップ・ミュージックあるいはエンタテインメントとしての和太鼓音楽の新たな可能性を切り拓いたことだったと思う。そして、その両方の集団の創設に関わった後ソロ・プレイヤーに転じた林英哲や、鼓童出身のレナード衛藤などが、和太鼓音楽の可能性を更に広げていった。

 現在31歳のTAKUYAは、そういった先輩たちの活躍を眺めながら育ち、実際に薫陶を受け(彼は林英哲が主宰する和太鼓集団〈英哲風雲の会〉で修行を積んだ)、和太鼓音楽の新しい可能性を更に深く追求している若手プレイヤーだ。そして、これまでに学んだこと、様々な経験、新しいヴィジョンのすべてを投入して作り上げたのが、ここにあるソロ・デビュー・アルバム『タイコニスト』である。

  タイコニストとしてのTAKUYAのルーツは、彼の地元の福井県吉田郡永平寺町(旧松岡町)に伝わる天龍太鼓にある。天龍太鼓は、松岡が疫病に襲われた約300年前、打ち鳴らされる太鼓の音に舞う龍の夢を時の松岡藩主・松平昌勝が見たことをきっかけに始まったと伝えられ、以後今日まで、夏の御像祭で無病息災と町の繁栄を祈念して奉納演奏がおこなわれてきた。TAKUYAは3歳で太鼓のバチを持ち、10歳から天龍太鼓を始めた。それを土台に、19歳の時に〈英哲風雲の会〉に参加し、いよいよ本格的に和太鼓奏者として生きてゆく決意を固めていった。TAKUYAは林英哲について「音楽的な表現はもちろん、パフォーマーとして、音へのこだわりや楽器の扱い、舞台での振る舞いなど学んだことはとても多い。とりわけ、アートとしての舞台表現、美的センスには今なお感銘を受ける」と、その影響の大きさを認めている。

 その一方、彼は普通のポップ・ミュージックにも幼い頃から広く親しんできた。クィーンやロッド・スチュワートやシカゴ、バディ・リッチやスティーヴ・ガッドといった欧米のロックやジャズをはじめJ-ポップにも親しんだが、特に小学時代、クィーンの「ボヘミアン・ラプソディ」から受けた衝撃は大きかったという。そして、〈英哲風雲の会〉参加後は、様々なミュージシャンたちとの共演を重ねていった。中でも一噌幸弘との出会いは大きかったようだ。一噌は日本を代表する能管(能や歌舞伎などで用いられる日本古来の横笛)奏者だが、同時に、純邦楽とロック/ジャズなどの融合実験をずっと続けてきた前衛音楽家でもある。そのプログレッシヴな表現スタイルがTAKUYAに及ぼした影響は絶大だ。TAKUYAの今回の初ソロ・アルバムに参加しているベースのナスノミツル、ギターの鬼怒無月、ヴァイオリンの壷井彰久との最初の出会いも、一噌幸弘のライヴ等での共演だった。

 このように経験を積み、成長を続けてきたTAKUYAが、今作のプロデュースをホッピー神山に依頼したのは当然であり、また、最良の選択だったと思う。なにしろ彼は、この世で音楽と呼ばれるありとあらゆるタイプのものに精通し、また実践を重ねてきた音楽家(作・編曲家/キーボード奏者/プロデューサー)だから。もちろん邦楽にも通じている。たとえば、日本舞踊協会が2011年に制作した創作舞踊『かぐや』で彼は音楽監督を務め、西洋楽器に三味線や尺八、太鼓、能管などの邦楽器を取り込んだ音楽を作っている。また彼は、だいぶ前から八丈島に居を構え、千年以上の歴史を持つと言われる八丈太鼓に魅せられ(彼自身も叩く)、CDまで制作している。今回、「和太鼓のCDとして前例のないものを作りたかった」と語るTAKUYAにとって、プロデューサー/アレンジャーとしてホッピーほどの適任者はいなかったはずだ。

2015年5月4日 松山晋也

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